1£コインのUK学
外国に来たら、まずはその国のお金に慣れないといけませんよね。イギリスはEUに加盟していますが、ユーロは採用せずにポンド(£)を使い続けています。最近ポンドの元気がよすぎて留学生には辛いんだこれが。
ポンドを使い始めて、まず驚いたのが、コインの種類が多いことです。
左から、1ペニー、2ペンス、5ペンス、10ペンス、20ペンス、50ペンス、1ポンド。(ごめんなさい、2ポンドも日常的に使うのですが、今財布の中になくて…)
補助貨幣(100ペンス=1ポンド)があるのと、"2"という単位のコインがあるところが日本と違いますね。実は5ポンド硬貨なるものがあるそうですが、記念硬貨扱いなので、私は見たことがないです。
見ての通り、大きさと額が比例していないので、はじめは覚えるのに苦労しました。
レジでもたつくのが嫌で紙幣ばっかり使って、小銭がジャラジャラになったりとか(笑)
あと、面白いのがコインの裏(?)デザインです。ちなみに表面は全部女王陛下です。万歳!
日本では硬貨のデザインは基本的に一種類に統一されていて、ときどきギザ十を見つけて嬉しくなる程度ですが、イギリスのコインは毎年デザインを変えるものもあって、本当にバラエティー豊かです。
Royal Arms representing the United Kingdom
イギリスの国章
イングランドとスコットランドそれぞれのnational animalであるライオンとユニコーンが楯持ちを務めるUKの国章。国家元首であるエリザベス2世の紋章もこれ。描かれているものすべてにUKの構成国それぞれの意味があります。
Shield of the Royal Arms representing the United Kingdom
イギリスの国章の盾の部分
上で紹介したイギリス国章の、盾の部分を拡大したもの。左上、右下の三頭のライオンはイングランドを、右上の前足を上げたライオンはスコットランドを、左下の竪琴はアイルランドを表す(あれっウェールズどこ行った)。
Three Lions passant guardant representing England
3頭のライオン(イングランドの象徴)
イングランド王室の紋章より。
ちなみに2013‐14で、シンプルかわいいデザインの国花シリーズを展開中↓
Chardというイギリスのコイン販売店のサイト(北アイルランドモチーフのコイン)
http://www.chards.co.uk/wp-content/uploads/2013/11/2014onepoundnorthernirelandfloralseriesroyalmintbuoverlay400.jpg
ポンドを使い始めて、まず驚いたのが、コインの種類が多いことです。
補助貨幣(100ペンス=1ポンド)があるのと、"2"という単位のコインがあるところが日本と違いますね。実は5ポンド硬貨なるものがあるそうですが、記念硬貨扱いなので、私は見たことがないです。
見ての通り、大きさと額が比例していないので、はじめは覚えるのに苦労しました。
レジでもたつくのが嫌で紙幣ばっかり使って、小銭がジャラジャラになったりとか(笑)
あと、面白いのがコインの裏(?)デザインです。ちなみに表面は全部女王陛下です。万歳!
日本では硬貨のデザインは基本的に一種類に統一されていて、ときどきギザ十を見つけて嬉しくなる程度ですが、イギリスのコインは毎年デザインを変えるものもあって、本当にバラエティー豊かです。
1ポンドコイン
1£コイン(日本でいうところの100円玉…って言っておいて、現在は180円くらいの価値)は1983年4月21日の鋳造分から、United Kingdomの構成国(イングランド、ウェールズ、スコットランドおよび北部アイルランド)や地域を代表するデザインが選ばれています。その柄を見ているだけで、イギリスの代表的な情報がわかるかも?Royal Arms representing the United Kingdom
イギリスの国章
イングランドとスコットランドそれぞれのnational animalであるライオンとユニコーンが楯持ちを務めるUKの国章。国家元首であるエリザベス2世の紋章もこれ。描かれているものすべてにUKの構成国それぞれの意味があります。
Shield of the Royal Arms representing the United Kingdom
イギリスの国章の盾の部分
上で紹介したイギリス国章の、盾の部分を拡大したもの。左上、右下の三頭のライオンはイングランドを、右上の前足を上げたライオンはスコットランドを、左下の竪琴はアイルランドを表す(あれっウェールズどこ行った)。
Three Lions passant guardant representing England
3頭のライオン(イングランドの象徴)
イングランド王室の紋章より。
Thistle and royal diadem representing Scotland
アザミと王冠
アザミはスコットランドの国花。
その棘でヴァイキングの侵略からスコットランドを救ったという伝説を持つ花。スコットランドでは政府関係のものだけでなく、お土産物屋さんでもアザミをモチーフにした商品をたくさん見ることができて、国民の誇りの象徴でもあるんだなあと思いました。
A depiction of the official badges of the capital cities of the United Kingdom, with the badge of Cardiff being the principal focus
UK4つの構成国それぞれの首都の記章(特にウェールズの首都カーディフにフォーカスした版)
赤いWalsh Dragonはウェールズの象徴。
下の3つは左から北アイルランドのBelfast、スコットランドのEdinburgh、イングランドのLondonの記章。
1年交替でそれぞれの首都にフォーカスしたコインを出している。
A representation of the Menai Bridge inside a border of railings and stanchions
メナイ・ブリッジ(北ウェールズにかかる吊り橋)
橋シリーズの1つ。他にイングランドのミレニアム・ブリッジや北アイルランドのEgyptian Archなどそれぞれの構成国を代表する橋を1年交代で鋳造。
ちなみに2013‐14で、シンプルかわいいデザインの国花シリーズを展開中↓
Chardというイギリスのコイン販売店のサイト(北アイルランドモチーフのコイン)
http://www.chards.co.uk/wp-content/uploads/2013/11/2014onepoundnorthernirelandfloralseriesroyalmintbuoverlay400.jpg
England: the rose and the oak (バラとオーク)
Wales: the leek and the daffodil (リーキとスイセン)
Scotland: the thistle and bluebell (アザミとブルーベル)
Northern Ireland: the shamrock and flax (シロツメクサとアマ)
これは集めたくなる!!
このシリーズはまだ全然見たことないけど、早くどこかのレジで出会えたらいいなー。
Edgeのデザインもいろいろ。
ラテン語やらウェールズ語やらで何かいろいろ書いてある。
原文 DECUS ET TUTAMEN | 英訳 'An ornament and a safeguard' from Virgil's Aeneid 「栄光と守護」 ウェルギリウス(BC1世紀のローマ詩人)の『アエネイス』より |
NEMO ME IMPUNE LACESSIT | 'No one provokes me with impunity'. The Motto of the Order of the Thistle 「何人も咎なく我を害せず」*1 スコットランドのシッスル騎士団のmotto |
PLEIDIOL WYF I'M GWLAD
| 'True am I to my country' from the Welsh National Anthem 「我は祖国に忠誠を誓う」*2 ウェールズ国歌より |
PRO TANTO QUID RETRIBUAMUS | 'What shall we give in return for so much.' The Motto of Belfast 「多大なる恵みにいったい何が返せようか」 北アイルランドの首都Belfastのmotto |
DOMINE DIRIGE NOS | 'Lord direct us.' The Motto of London 「主が我らを導く」 ロンドンのmotto |
Y DDRAIG GOCH DDYRY CYCHWYN | ‘The Red Dragon shall lead’ The Motto of Cardiff 「Red Dragonの導きのままに」 ウェールズの首都Cardiffのmotto |
NISI DOMINUS FRUSTRA | ‘It is vain without the Lord’ The Motto of Edinburgh 「主こそ我らのすべて」 スコットランドの首都Edinburghのmotto |
Mintのウェブページより引用。日本語訳は*1 Wikipedia シッスル勲章、*2 世界の国歌より引用。あとは私の適当訳なので、あんまり本気にしないでね。
おお、何かロイヤリティ溢れる感じだ。
やっぱりそれぞれの構成国に関係する内容で、コインの裏デザインと対応しています。
まだまだ魅力的なデザインがあるので、ぜひMintさん(イギリス造幣局)のホームページをチェックしてみてね↓
http://www.royalmint.com/discover/uk-coins/coin-design-and-specifications/one-pound-coin
様々なコインの写真が並んでいて、見ているだけでも楽しいです。コインの写真をクリックすると、細部までくっきり見えるページに移動します。
やっぱりそれぞれの構成国に関係する内容で、コインの裏デザインと対応しています。
まだまだ魅力的なデザインがあるので、ぜひMintさん(イギリス造幣局)のホームページをチェックしてみてね↓
http://www.royalmint.com/discover/uk-coins/coin-design-and-specifications/one-pound-coin
様々なコインの写真が並んでいて、見ているだけでも楽しいです。コインの写真をクリックすると、細部までくっきり見えるページに移動します。
それから、今日あった驚くべき出来事。
20ペンス硬貨。何でこんなに中途半端な柄なんだろ、と思って眺めていたら、
ん??
おおおおおお!!
4月にイギリスに来て、10月になってやっと気づいた。6種類のペンス硬貨全部を集めると、イギリスの国章になるようにデザインされているのだ!
ネットで調べればそんな情報はいくらでも出てくるのですが、知らないまま机の上でコインを並べて、それに気がついた時の感動ったらなかった。
これは2008年に採用された比較的新しいデザイン。こういうさりげない遊び心ってステキだなー。
それにしても、国章にしろユニオンジャックにしろ、"全部合わさって一つのデザイン"みたいのけっこう好きですよね、イギリスって。
次々と違うデザインに出会えるので、レジでお釣りをもらうたびに確認してにやにやしています。
2£コインも裏のデザインに凝っているらいしいので、今度はそっちも調べてみたいです。
参考Web page
Chard (イギリスの大手コイン商のページ)
http://www.chards.co.uk/news/early-christmas-treat-royal-mints-2014-designs-revealed/
ネットで調べればそんな情報はいくらでも出てくるのですが、知らないまま机の上でコインを並べて、それに気がついた時の感動ったらなかった。
これは2008年に採用された比較的新しいデザイン。こういうさりげない遊び心ってステキだなー。
それにしても、国章にしろユニオンジャックにしろ、"全部合わさって一つのデザイン"みたいのけっこう好きですよね、イギリスって。
次々と違うデザインに出会えるので、レジでお釣りをもらうたびに確認してにやにやしています。
2£コインも裏のデザインに凝っているらいしいので、今度はそっちも調べてみたいです。
参考Web page
Chard (イギリスの大手コイン商のページ)
http://www.chards.co.uk/news/early-christmas-treat-royal-mints-2014-designs-revealed/
the Royal Mint (イギリス造幣局)web page
http://www.royalmint.com/
シッスル勲章 Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%B9%E3%83%AB%E5%8B%B2%E7%AB%A0
世界の国歌(ウェールズの国歌訳)
http://www.world-anthem.com/lyrics/wales.htm
http://www.royalmint.com/
シッスル勲章 Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%B9%E3%83%AB%E5%8B%B2%E7%AB%A0
世界の国歌(ウェールズの国歌訳)
http://www.world-anthem.com/lyrics/wales.htm